コーヒーと健康・コーヒーとダイエット
2007年10月7日 日本経済新聞より
2005年1月21日付け日本経済新聞より コーヒーを1日に1杯以上飲む人が肝臓がんになる危険性は、全く飲まない人の6割程度―。東北大の辻一郎教授(公衆衛生学)らが21日までに、約6万1000人の追跡調査結果をまとめた。大津市で開催の日本疫学会で22日発表する。 辻教授によると、コーヒーに含まれるどんな物質が作用するかはよく分かっていないが、肝硬変の発症リスクを低下させる可能性があるほか、動物実験では成分のクロロゲン酸が肝臓がんの発生を抑制したとする報告もあるという。 1984―97年に、40歳以上の男女を7―9年間追跡調査。計約6万1000人のうち、調査期間中に新たにがんになったのは117人だった。 年齢や性別などの要因を考慮して解析した結果、全く飲まない人の危険度を「1」とした場合、1日平均1杯以上飲む人は0.58、1杯未満の人は0.71だった。
3月10日付けニューヨークの共同通信より 3月10日発行の米医師会誌(JAMA)は、コーヒーを飲む量が多い人ほど、糖尿病にかかる危険が小さくなるとするフィンランド国立公衆衛生研究所の調査結果を伝えた。 同研究所が35−64歳の約1万4600人を調査した結果によると、1日3−4杯のコーヒーを飲んだ場合、飲まない人に比べ女性で29%、男性で27%糖尿病にかかる率が減少。1日10杯以上飲んだ場合は、女性で79%、男性で55%の減少となった。 因果関係は不明だが、コーヒーに含まれているクロロゲン酸が血糖値調整に間接的役割を果たしている可能性があるほか、カフェインが膵臓からのインシュリン分泌を促進、血糖を減少させることも考えられるという。 米ハーバード大研究チームなどが行った別の調査でも同様の結論が出ており、同誌は、糖尿病予防でのコーヒーの効用について、今回の調査が「疑う余地のない証拠」を提供したとしている。
オランダで行われたコホート追跡研究で、1日に7杯以上コーヒーを飲む人では、 7年間で2型糖尿病を発症する比率が1日2杯以下の人のほぼ半分であることがわかった。 コーヒーに含まれるマグネシウムやクロロゲン酸など、カフェイン以外の成分に、糖尿病の発病を防ぐ働きがあると研究グループはみている。 研究結果は、Lancet誌11月9日号に掲載された。 なお、紅茶にはこうした相関がみられなかった。
コーヒーを毎日1杯以上飲む女性は、まったく飲まない人に比べ、大腸がんになる 危険度が半分以下だった――。 こんな調査結果を、岐阜大医学部の清水弘之教授( がん疫学)の研究グループがまとめた。「なぜか」は未解明だが、コーヒーが大腸 に何らかのよい効果を与える可能性を示しているという。 24日から福岡市で開かれる日本疫学会で発表する。 男女ともコーヒーを飲まない人の危険度を1とすると、1日1杯以上飲む女性の危険度は0.49で、半分以下になり、統計学的に危険度が低いと判断した。 愛知県がんセンターの嶽崎(たけざき)俊郎疫学・予防部室長も98年、コーヒーを1日3杯以上飲む人の胃がんと直腸がんの危険度はいずれも、飲まない人の半分以下だったという調査結果を発表している。
「胃の調子が悪いのはコーヒーの飲みすぎだから」という話をよく聞きます。 コーヒーには、胃酸の分泌を促進するカフェインが含まれているため、そう思われがちですが、カフェインは、紅茶、日本茶などにも含まれており、コーヒーだけが原因ではありません。 バランスのとれたおいしい食事の後のコーヒーは、カフェインが胃液の分泌を促し、胃腸の調子を整えます。